会社を辞めたい理由は様々ですが、中には会社に説得されたり、辞めることを諦めたりする人がいるようです。
退職することを諦める人の中には会社から残ることを強要されるなど、ハラスメントとも受け取れる状態になっていたという話を聞くこともあります。
辞めたいのに会社に残るよう説得されて、今までと同じ仕事を続けることに納得する人は少ないのではないでしょうか。
辞めたいのに辞めることができない状況は大きなストレスになり、今までと同じように仕事を継続して行うことは難しいでしょう。
本稿では、心身の健康を保つためすぐにでも退職すべき状況とその理由、スムーズに退職するために退職代行サービスをおすすめする理由について説明していきます。
すぐに退職代行サービスを使うべき状況とは
ここでは、すぐにでも退職するべき状況とスムーズに退職するために退職代行サービスの利用をおすすめする状況について説明します。
ご自身の職場が該当していないかチェックしていただけると幸いです。
ハラスメント
ハラスメントと言っても色々なハラスメントがありますが、ハラスメントの代表格はパワハラ、セクハラになるようです。
ただ最近では、モラルに反する言動で不快にさせるモラハラ、出産や妊娠した従業員に対するマタハラ、退職を考えている従業員に対する慰留ハラスメントなども増加傾向にあるようです。
どのようなハラスメントであっても不快を感じながら仕事をすることは精神衛生上よくないため、すぐにでも退職することを検討しても良い状況と言えます。
また、ハラスメントが要因で退職をする場合、会社側とハラスメントの詳細について話さなければならず必要以上に精神的負担を強いられる可能性があります。
そういった状況が予想される場合は退職代行サービスを利用するのも良いでしょう。
労働条件が違う
勤務条件や給与、福利厚生など、仕事をする上で労働条件は非常に重要であると言えます。
その労働条件が会社に入社する際に見ていたネットの情報と違う、入社面接のときに聞いていた話と違う、雇用契約書の内容と異なっているなど、これらは継続して就業することが難しい状況です。
聞いていた労働条件が違うことを指摘することで労働条件を修正してくれる会社もあるかと思いますが、異なった労働条件で就業を続けるよう説得される可能性もあります。
自分が希望する労働条件だったから入社を決めたわけですから、その条件と相違があるのはストレスの原因となる可能性があります。
ミスマッチ(やりたい仕事じゃなかった)
会社に入社し、予定していた職種に就くことができたとしても想像していたものと違ったということはよくある話です。
思ったより体力を使う仕事で続けていけそうにない、自分の能力以上にやらなければいけないことがあり仕事をこなすことが難しい、やりたい仕事とは違ったなど、ミスマッチした状態で仕事を続けることは難しいでしょう。
ただミスマッチは会社側だけに非があるわけではないため、退職したいと申し入れてもスムーズに話が進まない場合もあるようです。
人間関係が悪い
多くの人が出入りする職場であれば人間関係の良し悪しはどの会社でもあると思います。
しかし極端に人間関係が悪い、その悪い人間関係に自分自身も巻き込まれてしまっている場合、会社に行くこと自体がストレスになり仕事をすることは困難でしょう。
退職を申し入れることで人間関係がさらに悪化するのではないか、人間関係が悪いことを理由にして辞めることはできないのではないかと悩んでしまい、すぐに辞めることができなくなってしまう方も多いようです。
人間関係を修復する、職場環境を改善することに注力する場合は会社に残る選択もできますが、すぐに辞めることでストレスから解放されるということも頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
ブラック企業
ブラック企業にご自身が所属していることが分かった場合、理由はともかく、すぐに退職することをおすすめします。
ブラック企業にも様々な定義がありますが、一般的には通常に行われるはずの雇用契約や健康保険への加入などの諸手続きが行われない。給料が遅れる、最悪は支払われない等、「雇用契約」に問題がある企業がブラック企業と言えるでしょう。
繰り返しになりますが、お勤めの会社が明らかにブラック企業に該当している場合はすぐにでも退職することをおすすめします。
状況や環境によっては退職代行サービスを利用した方がスムーズに話を進めることができますので、一度相談してみましょう。
退職するにはどうすれば
直属の上司に相談
職場で一番身近な存在であり、仕事状況や環境を一番理解してくれますので退職のことでも相談しやすい相手でしょう。
ただ、上司との関係が良好で、ご自身の味方になってくれることが条件になります。退職を申し入れたことで態度が急変し慰留ハラスメントを受けたという話もあります。
上司との関係が良好でない場合は退職の妨害にあってしまう可能性もあります。
上司に相談する場合はお互いの関係性を確認してから相談することをおすすめします。
人事や労務担当に相談
会社の人事労務に一番詳しい存在であり、退職の際の要望や不明点についても迅速に返答してくれるでしょう。
現場と会社側の中間的な立場で退職を進めてくれることでしょう。
しかし、会社からの指示で強く慰留してきたり、退職の話を聞いてくれなかったりする事例もあるようです。
退職することを相談し、過度な慰留などを受けた場合はすぐに相談をやめて、他の人に相談し直すようにしましょう。
退職代行サービスに相談
退職代行について多くの実績を持ち、退職に関するノウハウを持っている退職代行サービスは退職を希望する人の強い味方であると言えます。
完全な第三者的立場であるため一番相談しやすい相手かと思います。退職希望者の要望をできる限り叶えてくれるので安心できる存在です。
退職代行サービスをおすすめする理由
前項の「退職するにはどうすれば」では、状況に合わせて三社を使い分けることをおすすめしました。
それぞれにメリット・デメリットはあるものの、退職を順調に進めるには必要なキーパーソンです。
ここで一番におすすめするのは退職代行サービスです。
おすすめする主な理由は、時間をかけて退職理由などの説明をする必要がないということです。
退職代行サービスへ依頼すれば直接会社へ出向いて面談することもありません。そのため、退職理由を詳細に説明したり、必要以上に慰留されたり、嫌がらせを受けるなどの心配がありません。
費用は必要になりますが、面倒なやり取りから解放され、要望すれば即日退職することも可能です。
退職代行サービスを利用するメリットは非常に多いと言えるでしょう。
まとめ
すぐにでも退職代行サービスを使うべきケースの紹介、退職するにはどうすべきか、退職代行サービスをおすすめする理由について説明してきました。
職場の環境については人に言われて初めて気が付くケースもあります。
最終的には退職代行サービスをおすすめしておりますが、退職希望者様の人間関係や退職環境によっては、上司や人事担当者に相談した方がすぐ解決する場合もあります。
ご自身の状況に合わせて相談する先を決めることも重要であると言えます。
自分に合わない会社に入ってしまった、思っていた仕事内容ではなかった、まさか入社した会社がブラック企業だと思わなかったなど、
ご自身の意向にそぐわない場合は心身を害してしまう可能性もありますので、無理をせずに退職することも人生において大事なことではないでしょうか。