全世界で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、日本でも連日感染状況がニュースなどで発信されるようになりました。
私達の生活にも新しい生活スタイルを取り入れなくてはならないほど、新型コロナウイルスの影響は大きいものとなっています。
そのコロナ禍では退職代行サービスにも影響が出ており、新型コロナウイルスに関連した相談が増加しています。
生活環境が様々な所で変化したことでトラブルになってしまった実例もあるようです。
ここでは実際に起きている退職代行サービスへの影響について実例を交えながら説明していきます。
トラブルにも発展!?実際にあった退職代行サービスへの相談実例
事例①テレワークが導入されてから考える時間ができた。
新型コロナウイルスの感染防止のためテレワークが導入されて、通勤を含めた移動時間が大幅になくなり、有効に使える時間が増えました。
当然その時間を仕事に充てて仕事を終える時間を早めたり、今まで実施できていなかった仕事に着手したり、それなりに満足できる時間の使い方が出来ていました。
ただ、このままでいいのか、今の仕事をずっと続けていくのか、今までの仕事や今後の働き方について考えるようにもなりました。
もう何年も今の仕事を続けていますが、元々は違う業界、違う職種に就きたいと思っていました。
今さらですがその時の気持ちが強くなってしまって、転職したいと思っています。
新型コロナウイルスのせいで今までとは違う環境になっているので、退職を申し出たら会社から引き留められるのは必然だと思います。
会社から引き留めを受けて、そんなトラブルに時間を取られるのは嫌なので退職代行サービスを使って即日で退職したいです。
早く次の職場・仕事に向けて動き出したいと思っています。
事例②感染リスクを回避するために退職を決意。でも辞めさせてくれない。
勤めている会社は新型コロナウイルスの感染拡大以降も通常営業で、時差通勤やテレワークとは無縁の会社でした。
通常通り電車を使って通勤し、街中を歩いて会社に到着します。
日を追うごとに電車も混雑するようになり、街を歩く人も徐々に増えています。マスクは常に着けていますが不安があります。
自分が感染するだけなら心配になることはありませんが、生まれたばかりの子供や高齢になっている両親に感染が拡大してしまったらと思うと気が気ではありません。
職場は都内で地方に比べれば感染リスクも高いですし、家族の不安や心配も日に日に増しているように感じます。
感染リスクが少ないところに転職し、自分も家族も安心して生活していきたいと思い、退職することを会社に相談しました。
しかし、会社からは強い引き留めを受けてしまいました。
「人が足りないから、今は無理」
「コロナ禍で転職活動しても雇ってくれるところはない」
「今の時期に辞められたら会社の運営にかかわる。その時は責任とれるのか」
など、叱責や泣き落とし、あらゆる手段で引き留められてしまい、自分では退職の話が進められないと思い、退職代行サービスに相談しました。
会社からは色々言われると思いますが、大きなトラブルもなく無事に退職したいです。
事例③カスタマーハラスメント、新型コロナウイルスに感染する恐怖
ショップ店員をしていますが新型コロナウイルスが感染拡大してから、入店の際の検温やマスク着用のお願いをしなければいけなくなり、今まで以上に神経をすり減らしています。
入店する際のルールをちゃんと守ってくれるお客様がほとんどなのですが、一部のお客様はルールに従ってくれない、最悪会社にクレームが入って、私たちの対応が悪い、と会社から怒られることもありました。
毎日のようにトラブルが起きていて疲れています。
お客様の中にはマスクを着けずに話しかけてきたり、消毒もこまめにせず商品をたくさん触ったりするお客様など、入店ルールが面倒だと私たち店員に怒ってくる人もいます。
コロナ禍でも頑張っていこうと仕事をしていますが、毎日カスタマーハラスメントにさらされていると心身ともに辛いです。
辞めたいけど自分で退職する元気もないので退職代行サービスにお願いすることにしました。
事例④業績悪化でボーナスも給料も激減、退職したいけれど…
退職についての話が進まないので退職代行サービスに相談しました。
新型コロナウイルスの感染を防止するため、会社は早々にテレワークを導入して月間の3分の2は自宅で仕事をすることになりました。
始めのうちは嫌な上司の顔を見なくて済むと思ったけど、出勤していないためか業績も下がり、ボーナスだけでなく給料も減ってしまう予定です。
このままでは生活ができないので、早急に退職することを上司に打ち明けました。
電話では理解を示してくれたものの、「今度会って話をしよう」と言われたのですが、テレワークで会う機会がほとんど無い。
「また今度」「もう少し落ち着いてから」などなど、意図的に引き延ばされているようにも感じます。
その後も話が進まず、人事に相談しても先に上司の了承をもらってからじゃないとダメとの話で取り合ってくれません。
最初に上司に打ち明けてから1か月以上経っているので、退職代行サービスを依頼していい加減決着をつけたいです。
事例⑤Go Toイートの開始で仕事環境が一変。会社の考えにはついていけない。
飲食店で働いているのですが、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めてから店への集客が激減し、出勤日数や出勤時間が少なくなり、職場に行ってもやることが無いほど暇でした。
ところがGo Toイートキャンペーンが始まってからは仕事環境が一変しました。
集客が激減していた時に雇用していたアルバイトやパートも退職してしまい、通常の運営をするのがやっとの人員しかいない状況で繁忙期以上の集客を迎えることになりました。
とてもじゃないけど対応できません。
しかし会社は今までの売上を取り返すチャンス、自粛期間中に十分休みが取れたのだから存分に働いてもらうという考え方。
休みなく働く週もあれば、終電でも帰れないことが度々になりました。
新しい従業員も入ってくる予定はありません。このままでは体を壊してしまいそうです。退職代行サービスを使って今すぐ辞めたいです。
不特定多数のお客様を相手にしなければならないこともあり、感染リスクも急激に高まっています。
感染防止対策を行っていますが感染する恐怖と多忙な業務で心身ともに衰弱してます。
退職代行サービスを使って今の生活から抜け出したいです。
新型コロナウイルスは何故退職代行サービスにも影響を与えたのか
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに多くの方たちの働き方や生活環境が新しく変化していきました。
自宅勤務や時差通勤といった勤務スタイルの変化、多数で集まる会食への参加禁止や外食の自粛などを社内の規則として新たに設けたという話を聞きました。
新しい生活方式としてテレワークが導入され仕事環境が変わった、テレワークは導入されてはいないがまわりの環境が変わったことで退職を意識された方が増加しています。
接客仕事も接客をする側、される側も今までとは違う状況にストレスが溜まり、トラブルが起きているようです。
実例を見てわかるように職業や職種に関係なく新型コロナウイルスの影響を大きく受けているのです。
では、なぜ退職代行サービスにまで影響が及んでいるのでしょうか?
それは新型コロナウイルスの影響で「退職」することが難しくなっているからです。
大変な環境下で退職を申し入れることが難しい、心苦しいと思う人も多くいます。
一方で、勇気を出して退職を申し入れたが強く引き留めを受けてしまった。慰留ハラスメントという言葉をよく聞くほどです。
会社側として新型コロナウイルスの打撃を受けている中で、有力な人員を流出させてしまうことは更なる痛手になります。
会社からの引き留めが強くなり、自分自身で退職することが難しくなってしまったため、退職代行サービスへ相談される方が増えているのです。
まとめ
全世界の感染状況、感染者数や各国の対応など、新型コロナウイルスの情報が日々発信されています。
ただ、身近な生活環境や仕事に関しても変化や影響が起きており、感染防止策として新しい生活様式への移行はこれからも続きます。
様々な変化が起きることで仕事にも影響が出ることが予想されますが、それは退職代行サービスにも波及しています。
これからも私たちの周りでいろいろな変化が起きてくることでしょう。
自分だけでは状況を改善できないことも色々と発生すると思います。
悩みは抱え過ぎず、悪い状況であれば早急に対応するため、退職代行サービスなどに相談すると良いでしょう。
新しい変化に対応していく、急激に順応するにはストレスを伴う可能性もあります。
感染予防に注力していくことも引き続き行っていかなければならないことですが、職場や仕事の変化によって受けるストレスに対してもケアが必要です。